導入事例

LANシステムの雷対策

多様化されるネットワークLANには雷対策を

LANは現在ではPCのみならず、ITV監視カメラなどのセキュリティシステムにも採用されていますが、ここでは、オフィスの社内ネットワークのLANの雷対策について紹介します。
無線LANも普及している一方、伝送速度、電波状況、セキュリティ対策の観点からオフィスのネットワークでは有線LANが使用されているケースもあります。PCの雷対策を行う場合、LANへの対策も欠かせません。LANケーブルを介して、雷サージが侵入し、サーバやPCが雷で破損すると、データまで消失する可能性がありますので、特にサーバへの対策は重要です。
また、同じ敷地内に棟と棟をLANケーブルで接続する場合は、屋外から雷サージが侵入するリスクや配線長が長くなり電位差が発生するリスクがありますので、より一層の対策をお勧めします。

対策していない場合の危険性
  • PC内のデータの消失、PCの破損
  • サーバ内のデータの消失、PCの破損
  • 電話の不通

LANシステムの雷対策ポイント

対策ポイント
LANに接続される被保護機器(ここではサーバやルータ、各PCなど)の直近に絶縁形雷プロテクタLAN用(形式:OLA-PT1000)を取り付けます。絶縁形雷プロテクタLAN用は接地が不要ですので、PCなどの非接地機器の対策には最適です。またサーバや業務用ルータなどは接地されている場合もありますので、その場合は等電位化するためにSPDにも接地する必要があるため、接地可能な雷プロテクタLAN用SPD (PoE+対応、形式:OLA1000POE)に接続します。そのほか、電源側は電源用SPDで保護します。サーバなどの最重要機器の電源保護については、より保護効果の高い耐雷トランスによる絶縁が最も効果的です。19インチラックに収納可能なタイプなどオーダーメイドも承っております。

また、図のように棟がそれぞれ離れている場合や敷地が広いために配線長が長い場合はLAN回線の一次側と二次側にそれぞれLAN回線用SPDを取り付けることで雷サージの侵入を防ぐことができます。
対策例

設置例

LANシステムの雷対策製品