技術情報・導入事例

酸化亜鉛素子とは

酸化亜鉛素子(ZnO素子)とは

OTOWA のSPD・避雷器の心臓部にあたる酸化亜鉛(ZnO)素子は厳重な品質管理のもと、製造しています。ZnO 素子は通常の電圧では高インピーダンス(高抵抗)ですが、雷サージなどの過電在が加わると、高インピーダンスから低インピーダンス(低抵抗)へと瞬時に変化する特性(優れた非オーム性)があります。低インピーダンスになることで、雷サージなどの過電流を2次側(接地側など)へ流すことができ、その後、すぐに高インピーダンスへと自動復帰します。

微細構造
酸化亜鉛の結晶粒子とそれを取り囲む高抵抗の粒界層からなる微小バリスタが直列、並列につながった複合構造になっています。そのため酸化亜鉛結晶粒子径が同一であれば、バリスタ電圧は厚みに比例し、サージ耐量は面積に比例します。(写真は当社走査型電子顕微鏡による)
電気的特性
酸化亜鉛素子は通常の抵抗体に比べて非常に大きな非直線性の電圧-電流特性を持つため、印加電圧が微小な領域では絶縁体として、雷サージのような電圧が大きい領域では導体として働きます。この働きにより雷サージから機器を安全に守ることができます。

酸化亜鉛素子(ZnO素子)の特長

避雷器(アレスタ)およびサージ防護デバイス(SPD)に用いられているZnO素子は厳重な品質管理のもとで製造され、優れた非オーム性と高いサージ耐量ならびに高信頼性を有しています。

優れた非オーム性
ZnO素子に過大なインパルス電流が流れたときの端子電圧を可能な限り低く抑え、電子機器や電力施設を保護します。
高いサージ耐量
ZnOセラミックスの均質性の向上によるサージ電流の均等分担と、高い沿面絶縁性を実現しています。
長寿命
回路(線路)電圧が常時課電される状態に対して安定性、信頼性が高いです。
幅広いラインアップ
交流用並びに直流用において低圧から高圧までのシリーズ化により幅広いニーズに対応しています。