OTOWA 総合カタログ 2023-2024|音羽電機工業株式会社


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法令・規格217■SPD(避雷器)及び雷保護に関する関連規格規格名称規格番号概要建築物等の避雷設備(避雷針)JISA4201:1992建築物等の雷保護JISA4201:2003(IEC61024-1:1990)雷保護-第1部:一般原則JISZ9290-1:2014(IEC62305-1:2010)雷保護-第2部:リスクマネジメントIEC62305-2:2010雷保護-第3部:建築物等への物的損傷及び人命の危険JISZ9290-3:2019(IEC62305-3:2010)雷保護-第4部:建築物等内の電気及び電子システムJISZ9290-4:2016(IEC62305-4:2010)低圧サージ防護デバイス-第11部:低圧配電システムに接続する低圧サージ防護デバイスの要求性能及び試験方法JISC5381-11:2014(IEC61643-11:2011)低圧サージ防護デバイス-第12部:低圧配電システムに接続するサージ防護デバイスの選定及び適用基準低圧サージ防護デバイス-第21部:通信及び信号回線に接続するサージ防護デバイス(SPD)の要求性能及び試験方法JISC5381-12:2021(IEC61643-12:2020)JISC5381-21:2014(IEC61643-21:2009)低圧サージ防護デバイス-第22部:通信及び信号回線に接続するサージ防護デバイス(SPD)の選定及び適用基準JISC5381-22:2018(IEC61643-22:2015)低圧サージ防護デバイス-第31部:太陽電池設備の直流側に接続するサージ防護デバイスの要求性能及び試験方法JISC5381-31:2020(IEC61643-31:2018)低圧サージ防護デバイス-第32部:太陽電池設備の直流側に接続するサージ防護デバイスの選定及び適用基準JISC5381-32:2020(IEC61643-32:2017を元に修正)低圧サージ防護用部品-第351部:通信・信号回線に接続するサージアイソレーショントランス(SIT)の要求性能及び試験方法JISC5381-351:2019(IEC61643-351:2016)建築物又は煙突、塔、油槽などの工作物その他のものに設置する避雷設備の構成部分(突針部、むね上導体、避雷導線、接地極など)について、詳細な仕様を規定している。本規格は廃止となっているが、現在(2021年9月)の建築基準法(告示)でも引用されており、有効である。平成17年7月4日国土交通省告示第650号では、改正後の平成12年建設省告示第1425号の規定の適用については、日本産業規格(旧:日本工業規格、以下JIS)JISA4201建築物等の避雷設備(避雷針)-1992に適合する構造の避雷設備は、JISA4201(建築物等の雷保護)2003に規定する外部雷保護システムに適合するものとみなされる。一般建築物等に適用する雷保護システム(LPS)の設計、施工、検査、保守に関する規定であり、JISA4201-1981を元とする1992年版の「建築物等の避雷設備(避雷針)」がIEC規格に準拠する形で改訂された。•外部雷保護システム:受雷部システム、引下げ導体システム、接地システムから構成される。また、保護範囲は保護レベルに応じ、保護角度だけでなく、回転球体法やメッシュ法により規定されている。•内部雷保護システム:等電位ボンディングに関するものであり、被保護範囲内の金属構造体、金属製工作物や電力、通信の系統をボンディング導体やサージサプレッサ(避雷器と同じ)を用いて連接するように規定されている。設備、内容物及び人間を含む建築物等(建築物又は煙突、塔、油槽などの工作物その他のもの)に適用する雷保護の一般的原則について規定されている。雷電流パラメータ、雷保護ゾーン等が規定されている。落雷による建築物又はサービスに対するリスク評価の計算手法を示し、リスクを許容可能な限度以下に低減するために採用すべき適切な保護手段の選定を実施するための手法が示されている。雷保護システム(LPS)によって建築物等物(建築物又は煙突、塔、油槽などの工作物その他のもの)を物的損傷から保護し、かつ、LPS近傍における接触電圧及び歩幅電圧による人命などへの危険から保護するための要求事項について規定されている。雷保護システムは、外部雷保護システムと内部雷保護システムによって構成されている。雷保護クラスの性能を規定し、要求に応じたクラスの仕様を選定、施工することとなっている。雷電磁インパルスによる建築物内の電気及び電子システムの故障発生を低減するためのLEMP保護対策の設計、施工、検査、保守及び試験について標準化を行い、生産及び使用の合理化、品質の向上を図るために規定されている。この規格制定によりJISC0367-1は廃止された。主な項目は次のとおりである。•雷電磁インパルス保護対策の設計及び施工•接地及びボンディング•磁気遮蔽及び配線ルート•協調の取れたSPD保護50/60Hzの交流1000V以下の電源回路及び機器に接続する低圧サージ防護デバイス(SurgeProtectiveDevice以下、SPDという)の所要性能、試験方法及び定格について標準化を行い、生産及び使用の合理化、品質の向上を図るために規定されている。SPDは、サージ電圧を制限しサージ電流を分流することを目的とした、1個以上の非線形素子を内蔵しているデバイスであると定義されている。主な項目は次のとおりである。•標準定格•要求性能•形式試験•ルーチン試験及び受入試験50/60Hzの交流1000V以下の電源回路及び機器に接続するサージ防護デバイス(SPD)の選定、動作、設置場所及び協調のための基準について規定されている。主な項目は次のとおりである。•適用回路電圧•電圧防護レベル•クラス試験•公称放電電流選定•分離器の設置•接地の共通化•最短のリード線公称電圧交流1000V以下又は直流1500V以下の通信及び信号回線に接続する低圧サージ防護デバイス(SPD)の要求性能、試験方法について標準化を行い、生産及び使用の合理化、品質の向上を図るために規定されている。主な項目は次のとおりである。•要求事項•形式試験公称電圧交流1000V以下又は直流1500V以下の通信及び信号回線に接続する低圧サージ防護デバイス(SPD)の選定、運用、配置及び協調の基準について標準化を行い、生産及び使用の合理化、品質の向上を図るために規定されている。主な項目は次のとおりである。•SPD選定のためのパラメータ及びJISC5381-21による適合試験•リスクマネジメント•低圧サージ防護デバイスの適用•多用途サージ防護デバイス•低圧サージ防護デバイスと情報技術装置との協調定格直流1500V以下の太陽電池設備の直流側に接続し、雷又はその他の過渡的な過電圧の直接的及び間接的なサージに対する防護のためのサージ防護デバイス(SPD)の要求性能、安全要求事項、標準的試験方法及び定格について規定されている。この規格に適合するSPDは、太陽電池アレイ及びインバータの直流側のみ設置される。主な項目は次のとおりである。•分類•要求性能•形式試験•ルーチン試験及び受入試験直流1500V以下及び交流1000V(50/60Hz)以下の太陽電池設備の直流側及び交流側に接続するサージ防護デバイス(SPD)の選定、設置及び協調のための基準について規定している。太陽電池アレイ又は1組の相互接続した太陽電池モジュールから、配電盤内の接続点又は電源供給点までの関連するケーブル、保護装置及びインバータを太陽電池設備とするとしている。主な項目は次のとおりである。•被保護システム及び機器•太陽電池設備に生じる過電圧•SPDの設置及び設置場所•等電位ボンディング•太陽電池設備に接続するSPDの要求事項•太陽電池設備のSPDの選定及び設置•保守通信及び信号回線に接続するサージアイソレーショントランス(SurgeIsolationTransformer以下、SITという。)は、ピーク間の電圧が400Vまでの信号レベルに適用する信号用トランスとして使用される。SITは、内部巻線間に遮蔽付き又は、遮蔽なしで想定するコモンモードサージのピーク電圧よりも高い定格インパルス耐電圧をもつ。SITは、雷の直接及び間接的な影響又は、他の過渡過電圧に対する低圧サージ防護用部品として適用され、コモンモード電圧サージの伝播を軽減するために使用される。この規格では、SITのサージパラメータを検証及び決定するための試験回路及び試験方法、及びSITの重要なパラメータのための推奨性能値が規定されている。主な項目は次のとおりである。•SITのサージ条件•特性•定格•識別


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