OTOWA 総合カタログ 2023-2024|音羽電機工業株式会社


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電源用SPDクラスⅠ接地間用SPD耐雷トランス信号回線用SPD・避雷器電源トラブル対策電源用SPDクラスⅡSPD盤・その他電源用避雷器高圧用避雷器LAN用SPD・同軸ケーブル用SPD家庭用避雷器ホームアレスタサージ検出装置・試験器など保守点検共通事項117保守点検共通事項信号回線用SPD、電話回線用SPD、LAN用SPD、同軸ケーブル用SPD1.劣化接点出力端子使用時の注意事項劣化接点出力端子に信号線を配線して遠隔監視を行う場合、信号線から侵入する雷サージから貴社の監視装置(劣化検出装置)を保護するために、信号線の監視装置直近に信号線の電圧に応じた信号回線用SPDの設置をお願いします。信号回線用SPD接点回路電圧AC100VAC200VDC12V推奨SPDLT-121LT-122SL-GV12J接点回路電圧DC24VDC48VDC100V推奨SPDSL-GV24JSL-GV48JLT-121劣化接点出力端子監視装置保護用SPD(信号回線用SPDの場合)信号回線用SPD監視装置信号線接地線2.SPDの点検について(1)点検時の注意事項SPDの点検は、SPDに故障が無く被保護機器に対する保護性能が維持されていること、また、故障に至る前の劣化状態を発見し早めの交換を実施することが目的です。機器の保護が無い状態を発生させないために実施をお願いいたします。詳細な点検内容については、各機種の取扱説明書に記載しておりますのでご確認ください。SPDに触れる点検を実施する場合は、SPDに通電の無いことを必ず確認の上、感電に注意して実施してください。点検中は通信断となる場合があります。(2)保守点検の種類保守点検の種類と実施が望ましい項目を下表に示します。②機能表示の状態確認(機能表示付きSPDのみ)SPD表面の機能表示が故障を示していないことを確認してください。状態確認方法は機種によって異なるため、対象機種の取扱説明書をご確認の上点検してください。SPDの劣化接点出力機能を使用している場合、運用方法に合わせてご確認ください。(機能表示と劣化接点出力は連動していますので、機能表示が故障を示していた場合、接点出力も切り替わります。)③絶縁抵抗測定SPDを系統から電気的に切り離した後、SPDの各端子間の絶縁抵抗を測定してください。SPD測定端子および測定電圧、良否判定値は機種によって異なるため、対象機種の取扱説明書をご確認いただくか、弊社にお問い合わせをいただいた上で測定を行ってください。④SPD本体(ユニット)部取り外し確認(通信不良等の異常が確認された場合)プラグインタイプの信号回線用SPD、電話回線用SPDの場合、SPD本体(ユニット)部を抜き取って回線が正常に戻るか確認し、以下の通り対応してください。正常に戻る場合:支持台(端子台)部は正常でSPD本体(ユニット)部のみ故障している可能性があるため、絶縁抵抗試験、動作開始電圧や放電開始電圧の点検を行った上、異常があれば交換してください。正常に戻らない場合:支持台(端子台)部が故障していると考えられ、SPD本体(ユニット)部も劣化していると考えられるため、SPD本体(ユニット)部および支持台(端子台)部共に交換してください。⑤動作開始電圧、DC放電開始電圧測定より詳細にSPDの状態を点検する場合は、動作開始電圧や放電開始電圧の測定をすることで、SPDの健全性確認が可能です。現場向け簡易測定用として、「SPDチェッカーAT-2KH測定項目、測定箇所、良否判定値は機種によって異なるため、詳細は弊社までお問い合わせください。P201」をご用意しております。点検の種類日常点検定期点検臨時点検保守点検の種類点検内容方法点検周期(推奨)外観検査機能表示の状態確認注1)外観検査機能表示の状態確認注1)絶縁抵抗測定動作開始電圧、DC放電開始電圧注2)外観検査機能表示の状態確認注1)絶縁抵抗測定SPD本体(ユニット)部取り外し確認注3)動作開始電圧、DC放電開始電圧注2)目視1ヶ月に1回以上目視測定目視測定6ヶ月~1年に1回SPDチェッカー・・襲雷後や何らかの通信不良等発生時サージカウンタの動作回数が前回測定時より増加している場合注1)SPD機能表示がある機種の場合注2)より詳細な確認の場合、測定にはSPDチェッカー等の専用機材が必要です。注3)通信不良時のみ確認。プラグインタイプの場合①外観検査SPDの外装ケースに変色や変形が無いこと、また表面に粉塵やススなどの異物が付着していないことを確認してください。プラグインタイプのSPDは支持台(端子台)を含めて確認してください。


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