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6.6kV配電用高分子がいしの開発・実用化に対し、第63回「澁澤賞」を受賞

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6.6kV配電用高分子がいしの開発・実用化に対し、第63回「澁澤賞」を受賞いたしました。
澁澤賞は、故澁澤元治博士が昭和30年に文化功労者として表彰を受けられた栄誉を記念するため、昭和31年に設けられたものです。
本賞は、電気保安に傾注された博士の意を体して、広く電気保安に優れた業績を上げた方々に毎年贈られており、民間で唯一の電気保安関係表彰として各界より認められている権威ある賞です。(一般社団法人日本電気協会ホームページよりhttp://www.denki.or.jp/award

2000年より、軽量で作業性に優れ耐汚損性向上が期待できる高分子がいしの研究を進め、その成果を基に6.6kV配電用高分子がいしを開発しました。また、10年間の屋外課電暴露試験によって漏れ電流抑制効果を確認し、2015年より、がいし洗浄エリアを対象に本格導入されました。

高分子がいしの導入により、絶縁電線表面等での部分放電による絶縁被覆のトラッキング劣化や被覆溶損、がいし類の亀裂・破損を防止することができるほか、がいし洗浄やLPがいしの取付による絶縁性能の強化が不要となり、また、冬期や強風時の巡視・点検業務が軽減され、電力安定供給の維持に寄与することができます。

今後も製品開発に努め、SPDをはじめとした様々な雷対策製品を通して、
安全・安心な「免雷」の時代を提供する企業として、社会に貢献して参ります。

【第63回澁澤賞】

・6.6kV配電用高分子がいしの開発・実用化グループ
東北電力株式会社 佐藤 智之氏
東北電力株式会社 稲村 英信氏
東北電力株式会社 長野 将美氏
東北電力株式会社 斉藤 武彦氏
音羽電機工業株式会社 古賀 佳康  以上5名