第7回雷写真コンテスト作品紹介

第7回雷写真コンテストに多数のご応募を頂き、誠にありがとうございました。2009年1月〜10月の期間内で募集し、09年11月30日(月)、弊社東京本社にて審査を行いました。今回は海外にて撮影の作品も多数ご応募頂きました。海外の雷も日本の雷も雷自体の迫力には変わりありません。通常は危険な雷ですが、一瞬の煌めきの美しさを感じずにはいられません。素晴らしい作品ばかりで審査に困難を極めました。本年も多数のご応募をお待ちしております。
※学術賞はご応募いただいた作品の中で、学術的に貴重な作品に対して贈られる賞です。したがって入賞数は変動いたします。

  • 天と海を繋ぐ
  • 夏の夜の舞
  • 昭和火口の爆発と火山雷
  • 真夏の競演
  • 驚愕の落雷
  • 夕立の後
  • 彗星の衝突
  • 正面落雷
  • 雷 2009年夏 埼玉
  • 雷美
  • 恐怖の閃光
  • 雷撃
  • 雷網
  • 雨沫く街
  • 雷光走る
  • 夏を告げる使者
  • It's a show time

グランプリ

タイトル 天と海を繋ぐ

天と海を繋ぐ

撮影者 東京都 乙咩 公倫 様
2009年05月11日撮影
於:タイ王国 ラヨン県 ラヨンビーチ
Title CONNECTING SKY AND OCEAN

受賞者コメント

6年連続で応募していますから、私にとって、御社の「雷写真コンテスト」は大切な年中行事になっています。今年は駄目だったかなと思っていたところに「グランプリ」の連絡を頂き、メがテンになりました。ありがとうございました。この時は遠くの雷光に、気配を感じたように体が反応しました。三脚を組み立て、方角を決めてカメラをセット、最初のシャッターを切った瞬間に、ピカッときました。どちらが早かったか、際どい勝負でした。ですから、これは「雷が写った写真」ではなく、正真正銘「雷を写した写真」なのです。アドレナリンやらドーパミンやらがどっと出て雷写真のスリルと醍醐味を満喫した一枚でした。グランプリ受賞は夢のようです。

金賞

タイトル 夏の夜の舞

夏の夜の舞

撮影者 山梨県 中村 皓 様
1997年07月30日撮影
於:山梨県南都留郡富士河口湖町 三ツ峠山頂上附近
Title DANCING IN THE SUMMER NIGHT

受賞者コメント

某年7月30日真夏の夕暮れ時、目の前に頭上迄届くような入道雲、じっと眺めていると何やら雲の中にピンク色の光が見え隠れしている様子。これはひょっとしたら写真に撮れるかもしれないと思い慌てて三脚とカメラを持ち出して眺めの良い所へ出てカメラを構えて待ちました。実は此処は日本一眺めの良い標高1,786mの三ッ峠の山の上なのです。私は山小屋経営という環境に恵まれ、富士山を毎日のように見ながら育ちました。予てより富士山と雷の写真を撮りたいと念願しておりました。雲が最初のうちは三浦半島上空でしたが富士の方へと移動してきました。二時間程経過したでしょうか、辺りが暗くなるころ天然の大フラッシュと稲妻スペクタクルショーが始まりました。何年もの間、このような瞬間をみたことがありません。私にとって本当に千載一遇のチャンスでした。12月吉日、夜9時頃電話に出ると「音羽電機工業です」とのこと。思わずドキドキです。金賞に入賞と聞いて心の中で「やった!」と叫んでしまいました。大勢の皆様の優秀な作品の中から私の作品を選考してくださいまして大変感謝しております。この度は誠にありがとうございました。

銀賞

タイトル 昭和火口の爆発と火山雷

昭和火口の爆発と火山雷

撮影者 鹿児島県 野口 悟 様
2009年08月25日撮影
於:鹿児島県鹿児島市有村町
Title VOLCANIC THUNDER AND EXPLOSION OF SHOWA CRATER

受賞者コメント

桜島は自宅から船で4kmほどのところにあり、星と火山を撮影するためよく行っております。受賞作品を撮影した日も、空が綺麗なので星を撮りに行こうと向かいました。桜島は毎日1〜2回は爆発しているのですが、その時も爆発が起き、偶然雷も起き、カメラにおさめることが出来ました。雷は爆発が大きくないと起こらず、小さいと起きません。来年もいい雷が撮れましたら、是非応募したいと思います。

銅賞

タイトル 真夏の競演

真夏の競演

撮影者 愛知県 浦野 三男 様
2004年08月07日撮影
於:愛知県名古屋市北区成願寺
Title COMPETING AT MIDSUMMER

受賞者コメント

平成16年8月7日 矢田川花火大会 開催時間の18時は既に小雨が降り始め、中止になろうか思われましたが大会関係者の判断より打ち上げが始まりました。私は矢田川の前面に建設された高層マンションの29階ベランダに愛用のハッセルブラッド503CWを三脚にセットし、準備万端。然し、雨脚は激しくなり北方の空(岐阜県)を眺めると雷光がみえて愈々、名古屋方面に移動してくる気配です。花火を楽しみに参集してきた方達は夜空を楽しむ余裕を失い、落雷の恐れを感知して蜂の子を散らすように避難し始めました。写真家にとっては花火と稲妻と言う、最高のシャッターチャンス!皆様には申し訳ないと心でお詫びしながらも必死で寸刻の美を形に残す機会が得られました。

タイトル 驚愕の落雷

驚愕の落雷

撮影者 大阪府 山本 心司 様
2002年05月26日撮影
於:大阪府枚方市宇山東町
Title FLABBERGASTED THUNDER

受賞者コメント

この度は、雷写真コンテストで銅賞をいただきありがとうございました。当時は、分厚い雲から時折見せる昼間のような凄まじい光と大地を揺るがす雷鳴が辺り一体を包んでいました。恐怖を感じながらもベランダ越しにひたすらシャッターを切り続けたところ、運よく直近の避雷針に落ちる瞬間を捉えることができました。おそらく30分近くは撮影しつづけたと思います。ファインダーの中央部に巨大な稲妻が映っていたときは、満足感でいっぱいでした。本当にこの写真を選んでいただきありがとうございました。

タイトル 夕立の後

夕立の後

撮影者 福岡県 中村 博芳 様
2009年07月04日撮影
於:福岡県遠賀郡芦屋町河口堰付近
Title AFTER THE SHOWER

受賞者コメント

この度は入選のご連絡を真に有難う御座います。2009年は空梅雨と思っておりましたが六月の末から豪雨や雷雨。天の味方でありました。撮影の日も朝から曇っており一路遠賀川を海岸迄くだり河口堰迄戻って来ると対岸の水巻、折尾若松方面は真っ暗です。と思うまもなく此方も大粒の雨が早足で降り出しました。時折対岸が茜く染まるほど光ります。時はきたり、はやる心を抑えて車を河川敷に下ろしカメラを三脚にセット、が雨風が激しく止む無く後部ハッチを閉めて暫し待機15位経ったでしょうか、見るとすごい入道雲です。デイライトの雷は難しい。15年前猪苗代湖に於いて360度の閃光を魚眼でとらえワクワクしてポジを見ると真っ白に感光していた。どんなに悔やんだことか。幸い若松方面、右下の方は夜のように暗い。ハイライトを部分測光、タイミングさえ合えば閃光は目立つ筈。後は連写である。モニターを見ながらの撮影、時間を忘れて撮影しておりました。

学術賞

タイトル 彗星の衝突

彗星の衝突

撮影者 東京都 日比野 岳 様
2008年09月07日撮影
於:神奈川県川崎市幸区
Title COLLISION OF COMETS

受賞者コメント

この度は入賞作品にご選出くださり、ありがとうございました。大変光栄に思っております。初秋のある日、久々に近くに雷がやってきました。自然現象に興味のある私は玄関の外に出て三脚を構え、いつ、どの方向に稲妻が走るか分からない中、何度もシャッターを切っていました。そのような中、大地を切り裂くような雷鳴がとどろき、前方の送電線に火花が散って落雷したのがわかりました。その後一帯は停電になりました。運よく瞬間をカメラに収めることができ、確認した画像にビックリしました。稲妻が明るすぎて線ではなく、彗星のような塊になって写っていました。撮影中はさほど恐怖心を抱くことはなかったのですが、建物の壁伝いに電流が流れることがあることを後で知り、恐ろしくなりました。

タイトル 正面落雷

正面落雷

撮影者 米国シカゴ 灘波 弘樹 様
2009年04月23日 撮影
於:米国シカゴ
Title FRONT THUNDERBOLT

受賞者コメント

学術賞入賞の連絡を戴き大変嬉しく思っております。この写真を撮影した日は夕刻から大雨が降っていました。帰宅後居間で寛いでいたら一瞬窓の外が明るく光った為、近くに雷が来ているのではと思い、急いでカメラを取り出し、我が家のベランダで次の閃光までひたすら待ち続けました。光るタイミングを予測して数枚連写。その後画像確認をしてみると、この一コマだけカメラが雷を捕えていました。落雷地点は10年ほど前まで世界一の高さを誇ったシアーズタワー(現ウィリスタワー)上のアンテナです。落雷後暫く片方のアンテナの航空障害灯が消えており、少々気になりました。今回の受賞を機に更に写真の腕を磨くよう努力しようと思っております。重ねて御礼申し上げます。

タイトル 雷 2009年夏 埼玉

雷 2009年夏 埼玉

撮影者 埼玉県 井上 イチロー 様
2009年08月07日撮影
於:埼玉県草加市谷塚町
Title THUNDER, SUMMER IN 2009 AT SAITAMA

受賞者コメント

2009年の埼玉は雷が少なかったのですが、1日だけ撮影する機会がありました。夕方6時、デジタル一眼を三脚にセットして300カットほど撮りました。遠雷がちらほら。レンズを向けているのとは違う方向でもぴかぴか。「もう1台デジカメほしいな」とか思いながら約1時間ねばりました。写っていたのは20枚ほど。その中からある程度見栄えがするものを選び、3点応募させていただきました。どれも地味な写りだったので入賞はどうかな?と思っていましたが、運よく1つ「学術賞」をいただけました。ありがとうございます。色々なものを撮りますが、運まかせの要素が強い「雷撮影」に心地よさを感じます。
そのうち、いい場所と時間にめぐりあって「派手で迫力のある雷」を撮ってみたいですね。
また応募することができれば幸いです。

佳作

タイトル 雷美

雷美

撮影者 東京都 岡本 宏明 様
2008年07月27日撮影
於:東京都墨田区堤通
Title BEAUTY OF LGHTNING
タイトル 恐怖の閃光

恐怖の閃光

撮影者 大阪府 山下 隆也 様
2008年08月09日撮影
於:滋賀県大津市なぎさ公園
Title FLASH OF FEAR

受賞者コメント

この度は、佳作にご選出頂き、真にありがとうございます。この写真は、2008年のびわ湖大花火大会の翌日に家族で琵琶湖周辺を観光していたときに撮影しました。対岸で何本か続けて落雷があったため、あわてて車を止め、車の窓に手でカメラを固定しシャッターを開けたまま雷が落ちるのを待ちました。そのうち雷が落ちたのでシャッターを閉じて確認してみると雷がハッキリ写っていました。この初めて撮った雷写真で賞を頂けることをうれしく思います。ありがとうございました。

タイトル 雷撃

雷撃

撮影者 大阪府 筒井 功 様
2007年05月30日撮影
於:タイ王国 バンコク都 バンケン
Title THUNDER ATTACK

受賞者コメント

夜半から雨足が強まり、次第に雷が近づいてきました。一定の方角に落ちる雷が多かったので、そちらの方にカメラを向け、何度もシャッターを切ったうちの一枚です。本作品の雷は、目の前に落ちたかと思うぐらいの激しい閃光と振動で、出来上がった写真を見ると一軒家に落ちていることが見てとれました。「この家の人々は大丈夫だったのだろうか・・・」と心配すると共に、周りに高い建物があっても低い家に雷が落ちることもあるということを、写真を通じて改めて理解することが出来たと思います。

タイトル 雷網

雷網

撮影者 大阪府 筒井 功 様
2008年04月25日撮影
於:タイ王国 バンコク都 ラチャダピセーク
Title THUNDER NETWORK

受賞者コメント

本作品を撮影した夜は、雷鳴がほとんど無く、フラッシュのようにいくつもの雷光が空を走るような状態でした。まるで高層ビル群を捕らえようとする天から放たれた「光の投網」のように感じ、その大きく広がった姿を描きたいと超広角レンズを持ち出しました。街の人工光との兼ね合いもあり、露出を15秒に設定し、何度もシャッターを切ったうちの一枚です。デジタルカメラは長時間露光下でのノイズが多いので、奇麗に写っているのだろうかとハラハラしながらの撮影でした。

タイトル 雨沫く街

雨沫く街

撮影者 東京都 乙咩 公倫 様
2009年05月09日撮影
於:タイ王国 バンコク都 クローントイ
Title CITY UNDER RAINDROPS

受賞者コメント

バンコクでの定宿を決めた時の条件は�部屋からベランダに出られる�エレベーターホールの窓が開けられる�非常口の外に出られて、全体として360度の視界をガラス越しでなく確保できることでした。結果的に安宿になりましたが、これも歓迎です。この時はエレベーターホールの窓を開けて撮りました。雨が降っている間の雷光は閃光がきれいに出ません。コントラストも低くなります。レンズにも雨滴がついて、その影響も出ています。プリントするまでに時間をかけました。レタッチしすぎないように注意しながら完成させた一枚です。私としては思い入れの強い写真です。佳作に選んでいただきありがとうございました。

タイトル 雷光走る

雷光走る

撮影者 和歌山県 三田 輝樹 様
2008年07月29日撮影
於:和歌山県西牟婁郡白浜町伊古木 伊古木海岸
Title LIGHTNING RUNS

受賞者コメント

この作品は、2008年の7月29日に地元の伊古木海岸で撮った写真です。前日の28日に引き続き、この日も夕方から雷雨が激しく鳴り響きました。28日は雷雲を迎えに白浜温泉まで出向きましたが、瞬く間に頭上を南東の方に通過したので、傑作が撮れませんでした。昨日の失敗を繰り返さないように、この日は地元で雷が来るのを待ちました。今はインターネツトのお陰で、携帯でも雷雲の動きが分かるので重宝しています。初めは北西の方向で光っていたのでそれを狙い、頭上、南西、南東と移動する雷と一緒に車で移動しながら撮りました。この日の雷は百花繚乱と言おうか何コマもカメラに納まってくれました。今までで一番多く鳴ったように思います。垂直に落ちるものから、この写真のように横に走るものまで色々な雷をワクワクしながら撮ったのを昨日の事のように覚えています。今年の夏は、期待外れで我が撮影エリアでは全くダメでした。これからも雷事故には十分注意しながら、傑作を撮りたいと思っていますので情報収集に全力を傾け頑張りますので、宜しくお願い致します。

タイトル 夏を告げる使者

夏を告げる使者

撮影者 岡山県 平田 晃一 様
2007年06月08日
於:岡山県総社市清音
Title SUMMER MESSENGER

受賞者コメント

「いつかは雷を撮影したい」日頃から車にはカメラ機材を積んでいました。夕方、帰宅途中に徐々に怪しい空模様。西の空では遠くに閃光が…。雲の流れを予想して撮影地を探す。水田が一面に広がる場所を見つけ、急いで撮影準備。しかし経験不足ゆえ、シャッタースピードや絞りが決まらない。徐々に雨足が強くなる。焦る。雷鳴も迫って来る。恐怖を感じる。後は運を天に任せて車内に避難。カメラを心配しながら車内で雷をやり過ごす。激しい雷鳴の中、頑張ってくれたカメラには憧れの光が鮮明に刻まれていました。

タイトル It’s a show time

It's a show time

撮影者 東京都 長谷川 庸子 様
2008年08月04日
於:東京都中央区隅田川リバーサイド・永代橋・清洲橋
Title IT’S A SHOW TIME

受賞者コメント

隅田川に浮かぶ佃島にある自宅マンションの高層階から撮影したものです。雷が多い夏でしたので、三脚にカメラをセットしたまま雷が鳴る度に同じ位置で何日も撮影しました。そのなかで、稲妻が一番たくさん写っていた写真で応募いたしました。稲妻を眺めておりますと、ハジからハジまでは何kmに渡っているのだろうか。地上のどこからどこまでにあたるのだろうかと壮大な天空ショーに興味は尽きません。

※上記の情報、写真を無断に使用、転用、販売することは固く禁じます。